規制当局

実施者について

治験における「規制当局」の役割と責任

治験における規制当局は、治験の設計、実施、監視に対する監督責任を有する独立した組織です。その主な役割は、被験者の安全と権利を確保することです。規制当局は、治験が倫理的かつ科学的に健全な方法で実施されていることを確認し、データの正確性と信頼性を確保します。これにより、新しい治療法や製剤の安全性と有効性が検証され、国民の健康保護に貢献します。
関連法律について

「定期的安全性最新報告」とは?重要な医薬品開発の仕組み

定期的安全性最新報告(PSUR)とは、医薬品開発において、医薬品の安全性と有効性を継続的にモニタリングするための重要な仕組みです。臨床試験に加えて、PSURは医薬品の市販後の使用に関する情報も収集します。これにより、医薬品が安全かつ効果的に使用されていることを確認し、必要に応じて安全対策を講じることができます。 PSURには、医薬品の有害事象の発生頻度やパターンに関する情報、販売実績、処方状況、その他の関連する情報が含まれます。また、PSURは、医薬品のリスク・ベネフィット比を評価するために、医薬品の有効性に関する情報も提供します。
その他

治験用語における『直接閲覧』とは?

「直接閲覧」とは、治験の記録やデータを、治験実施主体や治験実施責任医師以外の者が閲覧することを指します。この閲覧は、治験の監視や監査、および治験結果の検証を目的として行われます。直接閲覧により、治験の適正な実施とデータの信頼性が確保され、治験参加者の安全性と権利が保護されます。また、治験結果の透明性と公正性を向上させる役割も果たします。
その他

ICHとは?規制当局と産業界が参加する国際会議

国際医薬品規制調和会議(ICH)は、医薬品に関する規制当局と製薬業界の代表者が参加する国際的な会議です。ICHの目的は、世界中の医薬品の規制環境を調和させることです。これにより、医薬品開発の効率化、患者の安全性と公衆衛生の保護、そして世界市場へのアクセスの促進が図られます。 ICHは、当初1990年に設立されました。当時、世界各国の医薬品規制当局は、独自の規制要件を制定しており、医薬品開発と承認プロセスが複雑かつ時間がかかり、高コストとなっていました。ICHは、これらの要件の調和を図ることで、医薬品開発と承認にかかる時間を短縮し、コストを削減することを目指しています。